トキラキラメキ

錦あすみガチ恋勢

美少女争奪戦構築記事part.1

まえがき

妖怪肉まんはんぶんこ、錦ファイと申します。

今回は二回目の参加となるバケモン大会、美少女争奪戦においてポエマー部門優勝という大変栄誉ある賞をいただく運びとなりました。

https://twitter.com/bishoujo_poke/status/1680596790205382656?s=20

 

中学時代に当時好きだった人にポエム調のラブレターを書くだけ書いて渡さなかった過去を持つ者として、今回6年越しに大切な人に綴ったポエムが多くの方に認められたことは大きな喜びです

 

投票してくださった皆様並びに主催者の方々には二度と足を向けて眠れません。恐らく日本全国に散らばってらっしゃると思うのでこれから直立で寝ます。助けて。

 

 

レビュー誕生経緯

時は2022年の12月。前回の美少女争奪戦から五か月。今から約半年前。

私はまだ不完全燃焼であった。

なんの爪痕も残せなかったことが悔しかった。

そして、何よりもう一回書きたい、前回大会後に心から惚れ込んだあすみへの愛情を綴りたいという感情がずっと心の底で燻っていた。

それは私にとって人生の絶頂となる、ハミダシクリエイティブ凸の発売によってピークに達した。

こんなにも愛おしい女の子への激情、今表現しなくていつ言葉にするのか。

そしていつか開催されるかもしれない四回目に向けて、自分のレビューの腕を磨きたい。

 

私は、美少女争奪戦(もどき)を開催することに決めた。

 

私は自分のdiscordサーバー(当時の在籍人数70人程度)を所持していたため、彼らに向け、怪文書選手権」なるイベントの開催を告知した。

内容はとにかく好きなキャラクターへの思いのたけをぶつけてもらえばOK。美少女ゲーという縛りはない。

とにかく数に触れ、自分も数を書きたかった。

ちなみに、このイベントの共同主催者にして言い出しっぺは、1ひろっちでおなじみのひろっち(@No_635hyd)である。いつもありがとうございます。また旅行行こうな。

 

当時、私が書いた怪文書がこちら。

一目見ればご理解いただけると思うが、今回のレビューのプロトタイプである。

当時はまだ粗削りな文章であったが、このレビューは鯖内で大変好評をいただいた。

私はそれが本当にうれしくて、次回があるとしたらこれをベースとした文章で出ることを決めた。この文章を褒めてくれたファイ鯖の方々がいなかったら今回の優勝はなかったであろう。

 

・・・・・・長い間!!!

くそお世話になりました!!!(破水しないサンジ)

ここから半年。頻度自体はそう高くないものの、このレビューを定期的に取り出しては推敲し、余計な文章を追加しては消してを繰り返した。

いろんな方向性にシフトした派生を作ったり、完全に違う文章を書いたりもした。

ここで生まれたいくつもの案は、本当にしっかり役に立った。

しかし、開催も決まっていないのに、定期的にこんなことしてるの今考えるとすごく怖い。

自分でもなんでそんなことをしていたのかわからない。

半分妖怪だと思う。

 

でもその結果今回勝てたのだからいいか。

 

化け物の戦いから生き残るためには、自分も怪異に身を落とすしかないのだ。

結果的に、このレビューを半年練ったことになる。バグ?

 

部門選択

今回、部門が分かれたことでエッッッ性賞狙いの文章が全体的に増えるという予想を事前にしていた。

これはポエム部門と違い、エッッッ性賞は基準が分かりやすい。

溢れる愛情、激情が激流の如く注ぎ込まれた文章。

覚えてもらうことが大切なレビュー大会において、基準が分かりやすく記憶に残りやすいこの賞はねらい目だと感じた。

だが、自分としてはこちらを狙いたくない理由が二つあった。

 

まず一つ目は、自分の文章は激情を綴るのに大変不向きであるという点。

自分の文章は比較的平坦であり、読みやすく言葉遊びを折り込むには向いているがパワー勝負では大きく劣る。

パワーワードをねじ込む手法は考えたがマジで思いつかなかった

不得意な分野に、半年こねくり回した文章を放棄してまで激情を綴る勇気が私にはなかったのである。

 

二つ目に、エッッッ性賞には最終選考は固いであろうラスボスが存在する。

それがかけさん(今回のエッッッ性賞優勝者)である。

去年のものです。すごく好き。

試しに何個か書いては見たのだが、彼に付け焼刃で勝てる気がしなかった。

ガノンドロフって何喰ったら出てくるの....?

今年度もサザエさんだの宮沢健自慰だの相変わらず食生活不明ラッシュであったため、この部門を狙わなかったのは結果的に正しかったといえる。

 

以上の理由から、今年度はポエマー賞を狙うことに決めた。

 

構築完成まで

この賞で上位を狙う上で一つの策を練った。

それが、レビュー上でシナリオを構築することである。

今まで、憑依型や手紙型など、様々なレビューは存在した。

しかし、私は今回一つのシナリオを作り、それをレビューの中に隠す。

一見普通のレビューだが、フレーズを拾っていくと小さなストーリーになっている。

そういう"作品"を目指し、原案を改良していくことに決めた。

まず、一本の大きな導線を決めた。

「結婚」である。

理由は原案からずっと採用していたフレーズ「じゃ、僕今から結婚してきます!」をとても気に入っていたから。

そして、錦ファイという名前を活用することができるからである。

結婚をテーマとするなら、錦ファイという名前は「錦さんと結婚した」というオチそのものと化す

物語を表現するにあたって、200文字はあまりにも少ない。

名前を活用できるのなら、それはあまりに大きな武器だと考えた。

(錦ファイという名前はこのために変更したものではないのでルール・マナー違反ではない...はず。)

 

さらに、ここで不意に「我が家の天使」というワードが降ってきた。

「純粋無垢なこの世の天使」を「起」(出会い)

「ちょっぴり穢れた我が家の天使」を「結」(結婚エンド)

とすることで出会いと結婚を表現し、より物語性を持たせることができる。

更に、前者をシキ、後者をあすみに見立てることで。

これで"みんなの天使であるシキ"と"私だけの天使であるあすみ"の綺麗な対比をも表現することが可能となる。

単体でキャッチーなフレーズに、これだけの意味を持たせることができるのだ。

これを思いついたときは、震えた。

 

起・結が決まったこの段階で、次は中間である告白を入れることに決めた。

全体の雰囲気を壊さず、あすみに似合う告白。

原作にプロポーズのシーンはないので、自分で彼女に似合う最高の言葉を贈りたい。

そこで悩んだ結果降ってきたのが「人生をはんぶんこ」である。

はんぶんこはあすみを表現するにあたって非常に大切なもの。

これを調整し、プロポーズの言葉とすることで、直前の「肉まんたくさんはんぶんこ」の部分と合わせて非常に語感の良い文章にまとめることができる。

さらに、位置をここにすることで原案では少し浮いていた前述のフレーズを物語に組み込むことができ、

 

「純粋無垢なこの世の天使」(出会い)

「肉まん(たくさん)はんぶんこ、大事に抱えて笑う君」(付き合って過ごす日常)

「これからは全部はんぶんこ、未来永劫一緒だよ」(プロポーズ)

「恋を知り、ちょっぴり穢れた我が家の天使」(結婚・ハッピーエンド)

という、あすみとの平和で温かい恋物語が完成する。

主張しすぎないけど説明されればわかる物語は、統一感とポエム感をたっぷり演出してくれた。

我ながらいい出来だと思う。

 

ここまで決めた後は、リズム感を求めてフレーズの推敲と肉付けを重ねた。

とにかく読みやすく、耳に残りやすいように。

なんども声に出して、言葉を組み替えて練っていった。

ポエマー賞は、インパクト勝負ではない。

そんな中でも覚えてもらうには、とにかく耳に残る、心地よい文章にしなければならない。

でも個々の文章の意味も、雰囲気も壊してはいけない。

「お手手」「かわいさまみれ」なんかはリズムを整えつつ、あすみのほわほわしたかわいさを表現できた自慢のワード。

ここで、今まで半年練っていた分が役に立った。

あすみを表現するフレーズが沢山蓄積されていたからである。

彼女への誉め言葉が無限に出てくる男、めちゃくちゃかっこよくないですか?

今だけ私、輝いてる気がする。

 

リズム感を求めているうちに、「恋を知り、ちょっぴり穢れた我が家の天使」を締めの文章にするのはきれいじゃないなと思うようになった。

ただ、物語性を持たせてしまった以上、蛇足な展開にしたくはない。

そこで美少女ゲームお決まりの「EDが流れた後に紡がれるちょっとしたシナリオ」をイメージして文章を追加した。

まず、「恋して夢見て繋ぐ指先」を

https://www.youtube.com/watch?v=v1UWkSAwJ00

www.youtube.com

ハミダシクリエイティブ凸、あすみルートED曲「トキラキメキ」から引用することにした。

リズム感が非常によく、前から大好きなフレーズであったため

これ幸いと引用させていただいた。

また、このフレーズはレビューに隠した物語の上でも役割がある。(後述)

 

最後の「雪景色の世界、二人歩いて行こう」は

youtu.be

あすみにとって、シキにとって大切な曲。

「little silent snow」から引用させていただいた。

この歌の中でも締めにあたる歌詞であり、これにて全てが大団円。

でも、二人には未来があって、これからも一緒に歩いてゆく。

そんなイメージの歌詞である。

この曲は本当に、本当に、エモい。

 

この曲を語らず、この曲の歌詞を入れずに、

 

私はあすみ推しを名乗れない。

 

そんな激情と共に、このフレーズを入れ、全体が調和するように調整した。

 

その結果完成したのがこのレビューである。

「純粋無垢なこの世の天使、ここに登場!」(出会い)

「肉まん(たくさん)はんぶんこ、大事に抱えて笑う君」(付き合って過ごす日常)

「これからは全部はんぶんこ、未来永劫一緒だよ」(プロポーズ)

「恋を知り、ちょっぴり穢れた我が家の天使」(結婚)

「恋して夢見て繋ぐ指先」(ED曲)

「雪景色の世界、二人歩いて行こう」(これからの未来)

 

これが、今回のレビューで私が表現したかったあすみルートのその先であり、結婚というシナリオのすべてだ。

凸のあすみルートが終わって私は寂しかった。

もっとあすみの物語を見たい、感じたい。

ならば、私が結婚してしまえばいいじゃない。

 

ルートのその先へハミダシて、彼女との未来を作りたい。

これが、これこそが

ハミダシクリエイティブだ。

 

 

 

 

 

 

 

恥ずかしい話

とても恥ずかしい話、私はコテコテの理系学生であり、日本語構成には詳しくなく、リズム感に関しては細かい理論が分かっていたわけではない。

なんとなく語尾の母音を揃えると耳障りがよくなることは知っていたので、そこは意識して詰めた。

しかし7と5の構成に関しては自分は全く知らず、完全なトライ&エラーの産物なのだ。

リズムの良さを徹底した結果、7と5の調整が完成していたという次第である。

発明ってこういう感じなのかもしれないね。

ので、自分でも正直分かっていなかったリズム感がどういう原理で発生していたのかを、全員にわかりやすく解説してくださっためろさんには本当に頭が上がらない。

本当にありがとうございます!!!!!!!!!!!!!!

生配信で意識したよみたいな顔して本当にごめんなさい

本買ってちゃんと勉強します

 

最後に

このような機会を設けてくださった運営陣には感謝してもしきれません。

運営に携わったすべての方々、投票してくださった皆様、ほかの方に投票された皆様。

そして、推敲や練習に何度も付き合ってくださったファイ鯖の皆様。

全員に無限の感謝を込めて、この記事を締めさせていただきます。

本当にありがとうございました!

 

最後に2

僭越ながら宣伝させていただきます。

当方discordサーバーを運営しております(在籍人数:7/18現在105名)。

特になにか加入条件などはなく、日々様々なゲームや気軽な会話を楽しめるカジュアルな鯖として活動させていただいております。

美少女ゲー勢、ポケモン勢どちらも沢山いらっしゃるので良ければいらっしゃいませ!

私と個人的に友達になろうな

t.co